2011.10
13
Thursday
あの空の向こうへ・・・。
昨日の午前中
突然、鳴った携帯で
私の家族
いや家族の様にかわいがってくれたパパの
訃報を聞いた。
出会いはこうだ・・・
さかのぼる事、約8年程前
私がホームセンターで勤めていた時の事。
最初は、お客様と販売員の関係でした。
私の持ち場は、
大好きな大工道具・電動工具などのDIY。
いろいろとアドバイスをして
丁寧な対応が気に入られ
仲良くさせて頂いてました。
まるで家族の様にかわいがって頂きました。
お宅へお邪魔すれば、当たり前の様に
ご馳走を振る舞ってくれるし、
風呂や寝床まで・・・。
私ももうひとつの実家に帰る
そんな気にさせてくれる
とても暖かいお二人でした。
私は、パパとママと呼んでおりました。
パパとママは、職場が変わっても
いつも会いに来てくれて、
堂々と
『親戚です』『家族です』
と言っては、私を探してくれました。
そんな大変お世話になった
お二人のうちパパが昨日の早朝に
一年に及ぶ癌との闘病の末
お亡くなりになったのだそうです。
それを聞いてお通夜に行って参りました。
残されたママが泣きながら、
『お父さん、田代君が来たよ』
泣いて
パパを揺さぶり、
抱きしめ
ほおずりし
『私もすぐそっちへ行くからね!』
と、また泣いた。
私も泣いた。
パパは体も懐も大きな方でした。
いつも笑顔で
お酒と食べる事が大好き。
特にママの手料理が好き。
そして写真を撮るのが好き。
旅行も大好き。
いつも全国の仲間(おじさんずくらぶ)と
旅行へ行っては、撮った写真を見せてくれた。
そして
パパは家族をママを
愛しておりました。
そんなパパでした。
癌の治療の為、
あれだけ大きかった体は
ものすごく小さくなっていました。
私が、最後にお会いしたのは、
一週間前の事。
もう、だめかもしれない。
しゃべらないし、
誰か来ても
誰か分からなくなっている
と、そう聞いてました。
しかし、私はラッキーでした。
私が行った時は、
私が来たと分かってくれて
ほんの少しの間ですが
お話しをしたのです。
私は、いろいろと話ました。
パパは、少し涙を流しました。
2・3分の出来事でした。
パパはまたすぅーっと眠りにつきました。
そんな事や
楽しかったパパとの思い出が溢れ
涙が溢れ
小さくなったパパを
愛おしく
時に悔しく
揺さぶり
ハグする
ママの愛情表現に
心打たれて
涙が止まらなかった。
生前、
パパに帽子のプレゼントをしました。
それをもの凄く喜んで
病室でも外出時にも
離さなかったそうです。
今日、パパにその帽子も持たせると
言っておりました。
パパ、その帽子被って
残された家族を見守って下さい。
そして安らかに・・・。
いままでありがとうございました。