2011.2
26
Saturday
作品の行方。
今日は、先日、猫の作品を買って頂いた疋田様の
お家に招待されて久し振りに自分の作品に
会って来ました。
この白と黒の猫。
寝ているけれど、どこか偉そう・・・。
『吾輩は猫である!』みたいな。そんな感じ。
なので、自分では『漱石』という名を
付けておりました。
ところが、
私の駆け込み寺的存在のブティック絵麻のママは、
最初、野良猫ちゃんと呼んでいたのだそうです。
そして・・・。
この作品を買ってくれた疋田様は、
ママとの商談中にママが一言、言った
『この子、一人なの。ロンリーなの。』
この会話から、名前をロンリーにしたそうです。
おさらい
漱石→野良猫ちゃん→ロンリーちゃん。
作品を買って頂いた疋田さんがどうしても
見に来て欲しいとの事でお邪魔させて頂きました。
『ロンリー。お父さんが来たわよ!』
家の中のほぼ中心にあるフカフカの椅子に
寝ていました。
なんだかとっても気持ち良さそうで・・・。
そして大事に大事にされていて、
なんだかこの家の主のようになってました。
ホントに猫の大好きなお方で、
以前、25歳まで生きていた白くて
それはそれは美しい猫のサマンサを飼って
いたのだそうです。長寿で表彰されたり
TVに出たり、人気の猫ちゃんだったそうです。
そんな猫好きな疋田様のところへ嫁入りした
ロンちゃんは、いつも擦られて話しかけられて
とても大事にされており・・・。
まるで本物の猫ちゃんの様に扱われておりました。
作家冥利に尽きる!
そんな感動が湧きました。
売れた作品の行く末というのは、
とてもとても気になります。
こんな風に大事にされているのを
目の当たりにすると・・・
本当にやってて良かったなぁ~。
と心底思います。
自分の作った物で人に感動や喜びを与えて
そんな事が自分にも出来るんだなと。
自分の作品に込めた想いや魂が伝わったんだなと
とても大事に扱ってくれている疋田様に
本当にありがたいなという気持ちで。
なんだか幸せでした!
実は、疋田様の息子さんは、私と同じ大学の
先輩でアーティストであり小説家であります。
名前は、ヒキタクニオさんであります。
上記画像が最新の作品です。
2000年に『凶気の桜』でデビューし、
2002年に窪塚洋介主演で映画化された
有名な作家なのです。
疋田様にいろいろなエピソードを聞いたりと
それはそれは楽しい時間を過ごさせて頂きました。
ありがとうございました!