2010.10
10
Sunday
アイルトン・セナ音速の彼方へ
前回も紹介した音速の貴公子アイルトン・セナのドキュメンタリー映画の公開が10月8日より
始まった。9日、レイトショーにて早速観て来ました♪
セナの映画というだけあって、やはり男性が多かったです。
私の嫁の様に無理やり連れて来られた様な女性客もチラホラ(笑)
映画は、懐かしいセナの映像やレースシーンが満載でした!
大画面でのレース映像、オンボード映像は迫力満点でした!!
当時、小中学生だった私は、単純にレースしか見てなかったのだなとこの映画を観て
思い知らされました。私の知らないレースと違うところでのFISA会長バレストルとの
政治的圧力に対する苦悩やチームメイトのアラン・プロストとの確執、それを取り巻く
環境等、浮き彫りにしている。すごく分かりやすかったし、初めて見る方でも
すんなり観れる内容だったと思う。
一番目を引いたのは、やはりセナのレースに対する思いである。
レースに出るからには、優勝にこだわる事。3位でも4位でもない。
プロフェショナルとしてやはりいつでも誰よりもワールドチャンピョンにこだわっていた。
そのひたむきな姿が胸を打った—-.
だから強かったのである。速かったのである。
91年初の母国優勝をしたセナのレースは圧巻だった。
まだ優勝のない母国ブラジルGPはセナにとっても特別なレース。
是非とも勝ちたいレースだった。レース終盤、残り6周というところで、ギヤボックスが
壊れ、6速しか使えない始末・・・普通ならリタイヤのはずが、セナは諦めなかった。
ありったけの技術を駆使し、そのまま走り続け、見事、初優勝!!
あまりにも嬉しかったらしくセナの歓喜の雄叫びが響く。その後、気を失う。
身も心も限界のところで優勝したいという気力だけでがんばっていたのだろう。
レース後の彼は、ひどく疲れきっていて表彰台に立つのもやっとの様でした。
フラフラしながら、重そうに掲げる優勝トロフィー。その姿に涙が止まらなかった・・・。
セナの事、知っている方も知らない方も楽しめる内容だと思います。
レースだけでなく当時のブラジルや世界情勢。セナの未来への試み、それを受け継ぎ
引き継ぐもの。そういう方の協力により出来た映画ですね。
映画館の大画面・音響で是非どうぞ♪